ACTフェスティバル2019:『ハッキング・フード』
- 작성
- 2019-07-22
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ACTフェスティバル2019:『ハッキング・フード』
この数十年間、様々な技術が私たちの生活に入り込んできた。しかし、私たちはその技術が既に生活の最も重要な部分になったということに気付いていなかった。筆者の個人的な考えでも、様々な技術や機器のない日常はもう想像できない。一日のうち、必ず一度は先端技術に向き合うことになるからだ。どこに行っても、私たちをサポートしてくれ、より便利に、楽しくさせてくれる技術の一面に出会うことになる。しかし、技術の未来はどうだろうか。これから先、技術はどのような姿を見せるのだろうか。
筆者が最初に観覧した展示は、『ウォーク・スルー・シネマ(Walk Through Cinema: WTC)』だった。WTCはその名のとおり、映画の中を歩くように、大型スクリーンの中を観覧客が直接歩きながら体験するという、新しい概念の体験を提供してくれる。筆者は、動く巨大な画面、その画面と共に流れる穏やかな春の音楽の楽しさ、そして朝鮮時代中期の文臣・金麟厚(キム・インフ)の作品、『思惟の庭園、瀟灑園(ソセウォン)を歩く』を見て、驚きを覚えた。この映像は、韓国伝統の庭園の四季を捕えたもので、観客はその歴史を目の当たりにしながら、自然のそばで暮らす喜びを感じることができる。この体験を通じて、画面を歩きながら通り過ぎただけでも、まるで瀟灑園にいるかのような気分を味わうことができる。
『ACC_Rクリエイターズ・イン・ラボ』は、未来志向のアイデアを持つ芸術家、デザイナー、研究者、エンジニア等、多分野の専門家のためのプラットフォームで、知識と技術に基づいた、多彩なプロジェクトの実験をサポートする。ACTショーケースでは、2019年上半期のクリエイターズ・イン・ラボにおいて、「フード&テクノロジー」をテーマに参加した9人のクリエイターの、革新的かつ実験的な作品を披露する。興味深く有益な展示は、観覧客に多くのことを気付かせてくれる。
また筆者は、『ACC_Rクリエイターズ・イン・ラボ』に参加したアーティストのトークイベントに参加し、アーティストの革新的なアイディアや、制作活動に関する話を聞くことができた。個人的には、韓国で次第に問題化している「隠し撮り」に関する話が興味深かった。このイベントでは、様々な内容の革新的で有意義な発表が、韓国語の通訳付きで、英語で行われた。
レクチャーでは、『ハッキング・フード』をテーマに、講演者による講演が行われた。未来主義者が提案する『奇異な晩餐』から、実験室の培養肉、没入型メディアを通じた新しい料理の体験まで、食べ物の未来に関する話だった。全般的に、この『ハッキング・フード』で行われたイベントの数々は、人々に楽しみと思い出を残してくれた。
アジア文化殿堂では、この他にも多彩なプログラムが開催されている。現在開催中のプログラムと、開催予定のプログラムに関するより詳細な情報は、アジア文化殿堂のホームページでチェックできる。