ACCブランチコンサート9番目のストーリー:『マエストロ―ソ・ヒテのBon voyage, Classic』
- 작성
- 2019-10-01
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ACCブランチコンサート9番目のストーリー:『マエストロ―ソ・ヒテのBon
voyage, Classic』
どこの文化圏出身なのかとは関係なく、人は皆、音楽が好きです。音楽は魂を豊かにし、悲しみや喜び、幸せ、愛など、様々な感情や感じ方を表現してくれます。多くの人は、音楽を自らの精神的な満足と結びつけて考えます。そして、聴こえてくるリズムに合わせ、思わず身体を動かしたり、踊ったりします。音楽は、人間にとって文化や芸術が何たるかを物語ってくれるものです。音楽は喜びを与え、心配事を忘れさせ、心の傷を癒してくれます。音楽を聴くということは、精神と身体のどちらの面にも資するものです。多くの研究結果が、音楽鑑賞がうつ病の治療において大変重要であるということを示しています。
ブランチコンサートは、アジア文化殿堂(ACC)で開催されているコンサートシリーズです。本シリーズでは、著名な音楽家たちが自らの音楽を通じて聴衆に楽しさを届けてくれます。今年の2019年には、計15回のコンサートが開かれます。現在まで9回の公演が行われており、残りの6回の公演もスケジュール通り進められる予定です。最近、その9番目の公演が、『敷居は低く、楽しさはアップさせて』というタイトルで、ACC芸術劇場・劇場2において開かれました。老若男女問わず、クラシック音楽が楽しめるひと時を過ごすことができたと思います。曲が終わる度に、奏者に大きな拍手と歓声が送られる様子を見て、聴衆が皆、音楽を心から愛していることを感じることができました。聴衆は静かに音楽を聴いていましたが、他の奏者が舞台に上がる度に、さらに熱烈な拍手を送っていました。
背景や映像の選び方も、すべて素晴らしいものばかりでした。特に、映像と音楽の調和は、すべての人々を感動の渦に巻き込みました。音楽家たちが、映像と音楽とを合わせるためにどれほど努力を傾けたか、ひしひしと感じ取ることができました。デジタルサウンドが一切入らないコンサートを観覧することは、私にとって初めての経験でした。しかも、どの楽器にもマイクが付いていませんでしたが、奏者は皆、とても楽しそうに演奏を続けていました。聴けば聴くほど、奥深く豊かなメロディーがあふれ出てきました。
コンサートの途中で、声楽家が舞台に上がり、とても驚きました。奏者の演奏に合わせ、マイクなしでオペラのアリアを歌いあげるその美声は、きっとすべての聴衆を魅了したことでしょう。交響楽団も、プロらしい姿を見せてくれました。ソ・ヒテ指揮者は、釜山大学音楽学科を卒業し、オーストリア・ウィーン市立音楽院の「最高演奏者課程オペラ科」を卒業し、イタリアのドニゼッティアカデミーでオーケストラとオペラの指揮を専攻しました。2008年には、人気を博したMBCドラマミニシリーズ『ベートーベン・ウィルス〜愛と情熱のシンフォニー〜』の芸術監督を務めてドラマを成功させるとともに、その後、数々のコンサートの指揮や『キム・ヨナのアイスショー』を手掛けるなど、大衆的な活動も展開しています。さらに、KBS『クラシック・オデッセイ』、『開かれた音楽会』の司会を務めるなど様々な放送活動や、韓国能率協会(KMA)クラシックアート経営最高経営者課程のリーディングメンターとして講演を行うなど、多岐にわたる分野で活躍し続けています。
今回の公演の奏者は、それぞれの分野で素晴らしい専門性を示し、聴衆に喜んでもらうために、最善を尽くしていました。
私のように、素晴らしい経験をしたいと思いませんか。音楽が好きですか。悲しみを忘れたいと思いませんか。愛する人と、思い出になるひと時を過ごしたいと思いませんか。そういう方はぜひ、9月25日に開かれる13番目のストーリー、『ジャズのディーヴァ—MALO×ハーモニカのプロ—チョン・ジェドクの「秋のジャズ散策」』、10月30日に予定されている14番目のストーリー、『音楽評論家ぺ・スンタクの「私の頭の中のモダン・ポップ」』、そして11月27日に開かれる15番目のストーリー、『ミュージカル俳優キム・ホヨンの「喜悦の味」』をチェックしてみてください。
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文:シャー・ナワズ・シャン(Shah
Nawaz Shan)、第12期ACC記者団
デザイン:シム・ソラ、第12期ACC記者団