『エターナル・ナウ』:観覧レポ
- 작성
- 2019-10-01
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『エターナル・ナウ』:観覧レポ
現代舞踊は、古典的な形式のダンスに対する反動と、自由な身体表現の必要性から生まれたジャンルの一つで、ダンサーは、古典舞踊のような思想、感情、そして感じ方を表現するとともに、同時代の身体動作を渾然一体とさせています。これが今日、現代舞踊が、様々な舞台で観客と触れ合い、観客に文化の体現や楽しさを感じてもらうモダンな思想であることを標榜する所以です。
8月6日と7日の二日間、国立アジア文化殿堂では『エターナル・ナウ(Eternal
NOW)』が上演されました。『エターナル・ナウ』は、振付師であり芸術監督のキム・ヨンスンが、1988年に創立したホワイトウェーブ・ダンスカンパニー(White Wave Dance Company)と共同で創作・演出した『ヒア・ナウ(Here
NOW)』シリーズの第四作であり、最後の作品です。光州広域市生まれのキム・ヨンスン芸術監督は多様な舞踊のレパートリーを持っており、舞踊という芸術ジャンルの想像力、情熱、そしてビジョンと身体言語に満ちた68作以上の創作舞踊作品を披露してきました。
『エターナル・ナウ』は16の場面により構成された劇形式の公演で、この舞台には、演奏される音楽に合わせ、様々な動作で人間の感情を表現することができる優れた技量の舞踊団が登場します。約一時間半の間行われた今回の公演は、デュオ、トリオ、そして群舞などにより構成されており、各場面では観客と直接交流して共感することができる、それこそ、観て楽しむことができると同時に情感あふれる、印象的なプロットが披露されました。
人間の内面や感情と関連する作品であるため、振り付けの構造は現在の時空間により構成されます。作品の最初の段階から舞台の下で奏者がBGMを演奏し、場面それぞれの主役となるダンサーは、楽器のリズムとの強い衝突を示し、身体の動きや場面を表現していました。
舞台の上と空中でダンサーたちが見せる異なるスタイルと方法論は、見る人を虜にしてしまい、場面が終わっても途中で拍手を送ることはできないことになっていましたが、観客は、ダンサーの柔軟性や調和に驚きを禁じ得ない様子でした。この公演の物語を分析すると、それぞれの身体の形は生きることの美しさと醜さを表現し、他の様々な物体を用いて、舞台演出の地平を広げていました。
『エターナル・ナウ』は、解釈が完全に観客に委ねられている舞台で、身体の動きの完璧な一体化を求め、観客にメッセージを発信しています。さらに、主役の動きの範囲が舞台全体を覆いつくし、素晴らしい迫力でした。この魅力的な公演に関心のある方は、ACCウェブサイトから様々な情報を得ることができます。
文:エステファニ・マンダラチ・ロザレス(Estefany Mandarachi Rosales)、第12期ACC記者団
デザイン:シム・ソラ、第12期ACC記者団