国立アジア文化殿堂（Asia Culture Center）のアイデンティティ（以下、「CI」）は、来場者が正門をくぐって中央広場に出ると目に飛び込んでくるスペクタクルな光景を基本モチーフにデザインされている。

市民が過ごす開かれた場所であり様々なコンテンツを網羅するアジア文化の広場、そして広場の左側の歴史的空間である旧全南道庁（現・民主平和交流院）、子供文化院から広場を囲うようにアジア文化情報院、文化創造院、さらにアジア芸術劇場まで続く大型の構造物、そしてその上に広がる青い空を、ダイナミックな視点から同時に盛り込むために努力した。また、空から国立アジア文化殿堂を見下ろしたとき、アジア文化広場を中心に5つの中枢機関が有機的に配置されている姿を形象化している。