『ACC公演』はアジアにおける同時代の公演芸術の創作・制作プラットフォームです。
国立アジア文化殿堂はアジアの公演芸術をリードする創作・制作プラットフォームおよび交流のハブを目指しており、
アジアにおける同時代の談論を素材にした実験的な公演を制作しています。
なお、他の劇場と差別化される空間を通じて形式の実験性を担保し、その中に全世界と世代の共感を得られるアジアならではのストーリーを盛り込み、世界の公演舞台で注目される差別化された公演コンテンツを制作に取り組んでいます。
ACC公演のご紹介
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- ACCレパートリー公演の制作
- 歴史や説話、同時代の談論など、アジアにおける様々な物語をテーマに同時代を生きる観客から共感を得られるような創作公演を制作しています。「ストーリー公募展」を通じて、世界と世代が共感できるアジアならではのストーリーを発掘し、国内外のクリエーターと協業することでACC独自の公演を制作しています。一方、「アジアコンテンツ公演開発公募」を通じて、アジアを素材にした韓国公演団体による実験的かつ未来志向的なコンテンツの制作も支援しています。
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- 子供・青少年向け公演の制作
- アジアの豊かた文化資源を生かして子供・青少年観客を対象とする公演を制作します。子供たちが文化多様性および創造力を育める場を設けています。 「ACC子供・青少年コンテンツ制作事業公募」により選ばれたクリエーターと能力強化ワークショップを通じてコンテンツを試演し、観客および諮問委員からの評価を反映した本公演を制作します。専門家と観客の参加により、未来の主役である子供のためにレベルの高い公演をご紹介しています。
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- 国際共同創作・制作
- 海外の優秀な劇場、劇団など、海外パートナーとの協力を通じて、アジアにおける同時代の談論をテーマにした実験的な公演を制作します。アジアならではのストーリーを未来志向的な公演形式に反映しようとするACCの価値を、世界を舞台に発信すると同時に、国内外における公演芸術の発展をリードする機関として、ACCの地位を確立しています。
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- 観客親和プログラムの運営
- 観客の公演享受権を向上されるため、様々な観客親和プログラムを運営しています。年末音楽会、ブランチコンサート、スーパークラシック、ビックドアシネマなどのシリーズを通じて、優秀な技量で国内外で注目される芸術家をキュレーションして紹介します。
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- 地域協力プログラムの運営
- 地域の芸術家や、芸術家になりたがる青少年と共に成長するための様々な地域協力プログラムを運営しています。かつて舞台上の演奏者を夢見ていたアマチュア演奏者たちがお届けする『ACC市民オーケストラ』、地域演劇の活性化を目指す『光州小劇場フェスティバル』など、市民と芸術家、地方と首都圏をつなぐ役割を果たしています。
ACC劇場紹介
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- 劇場1
- ACCの公演によるアジア舞台芸術の創作・制作・流通プラットフォームであり、国際的なハブとなる空間は劇場1です。劇場1は、四面のひとつにビッグドア(Big Door)が設けられており、それを開けることで空間を拡張して使用することのできる韓国最大の可変型ブラックボックス(Black Box)シアターです。制作者のクリエイティブなアイデアに応じて、プロセニアム・アーチ型のステージからL字型・T字型ステージ、円形アリーナタイプの会場まで、舞台と客席を自由自在に変形させて使用することができます。さらに、ひとつの空間を2分割・3分割し、それぞれ独立して作品を上演することも可能です。客席数は最大944席まで可変的に設置可能で、ビッグドアを開けてステージと客席を屋外に拡張することもできます。芸術劇場の地下4階に位置しています。
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- 劇場2
- 一般的なプロセニアム・アーチ型のシアターで、演劇、舞踊、クラシック音楽など、様々なジャンルの公演を上演できる空間です。客席数は512席で、クラシックコンサートのための音響反射板やオーケストラピットが設けられています。ウィリアム・ケントリッジのオペラ『ユリシーズの帰還』、光州市立バレエ団『春の祭典G.』、アジア伝統オーケストラによるコンサート、そして毎月様々なジャンルの公演が行われています。芸術劇場の地下3階に位置しています。
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- 劇場3
- 講堂型のホールで、小規模の公演やセミナー、講演会、リサイタルなどを行うことのできる空間です。客席数は248席で、舞台セットの必要ないピアノ・リサイタルや舞踊、トークライブなどを行っています。文化情報院地下3階に位置しています。
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- 子供劇場
- 客席が舞台を囲む形になっている100席規模の半円形状の子ども向けシアターです。客席が階段状になっていて親御さんとお子さまが一緒に座って観覧することができ、舞台と客席がひとつの空間として構成されています。国立アジア文化殿堂が制作した子ども創作・制作公演『ケラケラの木』、『小さな楽士』、『ズンチャッチャ1920』などの作品が上演されており、家族連れの観客を対象にした小さなコンサートも可能です。子供文化院地下2階に位置しています。