世界に開かれたアジア文化の窓A Window of Asian Culture Facing the World
国立アジア文化殿堂(ACC)は、アジアの過去と現在の文化芸術と革新的なアイディアと信念が出会い、未来志向的な新しい結果を作り出す国際的な芸術機関で、文化交流機関です。光州事件の人権と平和の意味を芸術に昇華させるという趣旨から2015年11月に開館したACCはアジア文化に関する交流・教育・研究などを通じて、相互理解を増進し、アジア各国と共に成長するために設立された韓国の文化体育観光部傘下の機関です。
ACCはアジアをはじめ、世界の参加者が研究・創作・制作の段階における境界を超え、自由に調和し、考えを分け合う統合的なプラットフォームとしての役割を果たします。ACCでは収集された研究と資源などを活用して制作された結果物で1年間ダイナミックで多彩なプログラム(展示、公演、教育、祭り、その他のイベント)が行われます。
- アジア文化研究所Asia Culture Research Institute
- アジアをベースにした創作素材の宝庫
- 研究(R)段階のスタート地点である「アジア文化研究所」は、創作・制作に活用されるアジア関連の背景知識や文化ソースを提供することで、他の研究所と差別化を図ります。これまで我々の関心から遠ざかっていたアジアの文化を新しい創作材料として発掘するための深層研究を行い、文化創造と企画の基になる理論的な土台と想像力が提供できる実用的なレベルの研究を行います。
- ACTセンターArts & Creative Technology Center
- 世界の創意的な人材ネットワークのプラットフォーム
- 創作と制作(C-P)の段階が行われるACTセンターは創意性とテクノロジーを融合し、想像力が現実になることをサポートするダイナミックな生産機関です。ACTセンターは芸術家、デザイナー、エンジニアなど、世界の創造的な人材の間で知識、技術、経験の交流におけるプラットフォームとしての役割を果たします。 毎年11月にはACTフェスティバルを開催し、世界の専門家と共に創意的なアイディアや革新的な作業をシェアし、芸術と技術の融合的なコンテンツから感じられる素晴らしさと驚きを経験する場を設けます。
- 国際交流
- ‘ACC-R’ と ‘Made by ACC’
- アジア文化研究所とACTセンターの活動は活発な国際交流を基に行われます。ACCはACC-Rというレジデンスプログラムを通じて世界の創作・制作者、研究者(学者)、アーティストを国際的に公募して選抜し、彼らが自由にアイティアを出し合い、ジャンルや分野を拡張していき、新しい結果を生み出すことができるように施設や人材、ネットワークプログラムなどをサポートします。
- ACCで制作された作品は、展示・公演・教育などのプログラムを通じてACC内で年間公開されます。その中でいくつかは「Made by ACC」と命名され、グローバルマーケットに流通されています。開館して初年度の結果として、ACCとシンガポールのエスプラネード、シドニーのキャリッジワークス、ウィーンフェスティバルが共同出資した「1万頭のトラたち」などACCで共同制作した16点の作品が今後40回以上の海外公演を控えています。
- また、ACCはアジアおよび国際社会の文化発展に寄与するため、アジア文化芸術のコミュニティーの中心で、世界への架け橋としての役割を行うため、世界有数の文化芸術機関とのMOU締結や協力事業を進めています。アジア各国の政府、文化機関、専門家との交流・協力のネットワークを構築し、アジアの伝統音楽、舞踊、ストーリー、創作スペースなどと関連しているイベントを毎年行い、アジア各国との相互理解を深め、コミュニケーションの場を設けています。