2020 ACC_Rレジデンス・プログラムの結果展示
『バイオフィリア:一握の土の宇宙』
テクノロジーと科学に基づくアート作品、研究・批評、デザインなど、2020 ACC_Rレジデンス・プログラム参加者の交流と思惟の結果を共有する展示。
- 日時2020年11月24日(火)-2021年3月1日(月)
- 時間10:00 - 18:00
- 場所複合1館
- 対象年齢制限なし
- 料金 フリーパス4,000ウォン※特別割引サービス50%(2,000ウォン) ※7歳以下(未就学児)は無料です。証明書は、現場での発券又はご入場の際にご提示いただく必要があり、お持ちでない場合、割引適用不可(差額のお支払い)になります。
- 予約ホームページ/コールセンター/チケット売場
- お問い合わせ+82-1899-5566
- 割引サービス※ 新型コロナウイルス感染症により委縮した文化・芸術関連の消費を活性化するため、フリーパスを50%割引
紹介
多少神秘的に聞こえるこの言葉には、環境破壊による災害や感染症のパンデミックにより脅かされている地球の生命への熱い思いが込められています。
ポストコロナと呼ばれるウイルスのパンデミック時代(またはそれ以降の時代)が到来し、我々はようやく、生態系の一つの種として人類のことを振り返ってみるようになりました。
地球の生命に関する言説は、まったく新しいものではありません。ですが、数十年前から私たちの周りで展開されている環境保護キャンペーンは、市民団体や政府主導の、一種のプロパガンダとして捉えられ、ニュースで報道される氷河の融解と異常気象は、身近に起きている文明の激動に比べると、私たちの心の片隅にある漠然とした心配の種ごときとしか感じられませんでした。
しかし、スローガンとしか思っていなかった地球に関するこのような訴えは、2020年現在、生存のための行動規範となりつつあります。
自然の領域を犯した罰として一日に数十万人をウイルスで失っている人類が、ようやく自然と人間が一つの環の中で繋がっていることに気づいたのです。傲慢にも人間と自然界を二分してきた人類は今、私たちに内在するバイオフィリアを目覚めさせ、地球規模で共生できる倫理観と態度を身につける準備をしています。
無限競争から均衡へ、孤立した人間から頼り合う人間へ、破壊的なアントロポセン(人新世)から創造的かつ平和的なアントロポセンへの変化の道を歩み始めています。
一握の土に込められた生命の多様性、ちょっとしたその驚異から生まれる生命愛の本性は、地球が変化するための肯定的なエネルギーを満たしてくれるでしょう。
参加者
2020年のレジデンス・プログラムは、人類が直面する問題について考え、同時代の言説を生み出そうと、中心テーマを「バイオフィリア(Biophilia、生命愛)」にしました。ACC_Rクリエイターズ、ACC_Rデザイン、ACC_Rダイアローグ、この三つの分野における個別プログラムは中心テーマと繋がるとともに、有機的に相互補完し運営されてきました。
テクノロジーと科学に基づくアート作品をはじめとし、研究・批評、デザインなど、文化・芸術・理論分野の全般にわたる専門家の参加者たちは、ワークショップ、セミナー、リサーチツアー、専門家マッチングなどの統合プログラムにより互いにインスピレーションを与えながら思惟の交流を行い、差別化されたプロジェクトへと発展させてきており、今その結果を披露します。
今後もACC_Rレジデンス・プログラムは、アーティスト、エンジニア、デザイナー、研究者など、多分野の専門家のためのプラットフォームを提供し、アジアと世界のクリエイティブな人材がお互い知識や技術、経験の交流を行える多文化インタフェースとしての役割を果たしてまいります。
キム・テウン、イ・ユンギョン
『9×9誕生ボード』
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ダクト・ジョン
『重力への意志』
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ユン・ミヨン、ノダ・セザール、チェ・ファジュン、ペ・ジョンシク
『彩り庭園と33本の魔法の杖』
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イ・ダヨン、イ・ジウォン
『いずこ(2020)』
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イ・ホタク、イ・テヨン
『㈱イズビ』
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チェ・ジンヒョク
『建築的植物、植物の建築』
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キム・ポベ
『プラスティコスモス』
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パク・ゴウン
『プラン・ジェスチャー』
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ヨン・セラ
『マイクロスコピー』
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チョン・ナヨン
Godspeed You
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チェ・ジイ
『フィシオロゴスの迷路』
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キム・ソイ
現代美術を通じて捉えた身体への恐怖、バイラリティー、フェミニズム、そして新植民地主義
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キム・スヌン
見晴らし=隠れ家理論を適用した治癒のための共用スペースに関する研究
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ナ・ヨラン
ポストコロナ時代が必要とする芸術の方向性を提案するための研究-時代別コンテンツを中心に
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イ・ユンギョン
パンデミックと墓の造成
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チョン・ジェウ
Peel Urbanism
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ラウンドテーブル
パク・ボムスンKAIST人新世研究センター所長の特別講演により、ACC_Rレジデンス・プログラムの参加者の研究・創制作の背景である「アントロポセン(人新世)」についてより深く、身近に感じることができます。そしてACC_Rダイアローグの参加者による研究発表と、これとマッチングしたACC_Rクリエイターズ・デザイン・シアターの参加者によるアーティストトークを通じて、中心テーマ「バイオフィリア(Biophilia、生命愛)」を巡る参加者間の交流と拡張された思惟を分かち合うことができます。
時間 | テーマ | テーマ | 発表者 |
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13:00-14:30 | 特別講演 | パク・ボムスン (KAIST人新世研究センター所長) |
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14:30-14:55 | バイオフィリアと生命 | 見晴らし=隠れ家理論を適用した治癒のための共用スペースに関する研究 | キム・スヌン(ダイアローグ) |
14:55-15:10 | プラン・ジェスチャー | パク・ゴウン(デザイン) | |
15:10-15:20 | 質疑応答 | ||
15:20-15:45 | バイオフィリアと身体 | 現代美術を通じて捉えた身体への恐怖、バイラリティー、フェミニズム、そして新植民地主義 | キム・ソイ (ダイアローグ) |
15:45-16:00 | フィシオロゴスの迷路 | チェ・ジイ(デザイン) | |
16:00-16:10 | 質疑応答 | ||
16:10-16:30 | 休憩 | ||
16:30-16:55 | バイオフィリアとディストピア | パンデミックと墓の造成 | イ・ユンギョン(ダイアローグ) |
16:55-17:10 | 9×9誕生ボード | キム・テウン、イ・ユンギョン(クリエイターズ) | |
17:10-17:20 | 質疑応答 | ||
17:20-17:45 | バイオフィリアとパンデミック | ポストコロナ時代が必要とする芸術の方向性を提案するための研究 | チン・ナレ (シアター) |
17:45-18:00 | 中間者Vの控訴:地球に沈黙はない | チン・ナレ (シアター) | |
18:00-18:10 | 質疑応答 | ||
18:10-18:35 | バイオフィリアとアルゴリズム | Peel Urbanism | チョン・ジェウ(ダイアローグ) |
18:35-18:50 | いずこ(2020) | イ・ダヨン、イ・ジウォン(クリエイターズ) | |
18:50-19:00 | 質疑応答 |
場所の詳細
文化創造院, 複合1館
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