『イウムジウム』
美術の言語を通じてアジアの建築と社会を眺めながら一緒になって行く意味と共同体の動力に注目した展示である。材料がお互いに触れ合い、つながり、積まれて建てられる建築のように共に生きていく世の中も、我々がお互い触れ合い、つながり、関係を築きながら建てるという隠喩を含んでいる。建築をモチーフに創作・製作した造形作品の審美的体験を通じてアジア都市文化の特徴を感じてみる。
- 日時2023.12.22.(金)~2024.7.21.(日)
- 時間(火・日)10:00~18:00
(水、土)10:00~20:00
※毎週月曜日休館 - 場所複合2館
- 対象全年齢
- 料金 無料
- 予約自由観覧
- お問い合わせ+82-1899-5566
ギャラリー
紹介
今回の展示では建築の「ジウム(Construction)」と時空間の連結的「共存性(Coexistence)」を「イウム(Connectivity)」という意味に込めて造形的に視覚化した。時間の連続性の上で建てて積み上げた都市の中の調和の内容は、参加した芸術家らの融合複合的創発を通じて「想像の元」と「カーブ」という複合展示2館ならではの空間的アイデンティティを引き立てている。
『イウムジウム』展示の出発は「アジアの都市景観が持つ視覚的共通点または類似性は何か?」という小さな質問から始まった。近い例として光化門で会う崇高な昔の建築物は、その前に位置する現代的な建築物と共存しながら都市ソウルの個性(Personality)を調和させている。このような景観はソウルだけの姿ではないだろう。韓国をはじめ、アジア的思想が溶け込んだ様々な地域の伝統的建築と空間は、時間の連続性の上で見慣れない共存と個性的な共存を生み出している。
伝統と現代の姿を論じる時に、どこまでが過去でどこまでが現在なのかを明確に知ることができるだろうか?流れる時間の中で「一緒にいる」ことを論じる時に、伝統と現代の概念に対する熟考は常に伴う順次的意識行為である。絶えず続く時間の流れとその中に盛り込まれた内容の混在は、むしろ共存の意味を再確認する動機を作る。
「伝統」は、現在の時間が記憶し続けていきたい過去の姿だ。 伝統の流れが続いている間に染み込んだり隣接して調和を作り出す「ハーモニー」は、私たちが現代と呼ぶ今の姿かもしれない。そして、その多様な調和は共存を作り出す。二つ以上の事物や現象が互いに助け合って共に存在するという共存の価値は、アナログとデジタルの融合、線と面と空間の融合した姿で『イウムジウム』を表現している。材料が互いに触れ合い、つながり、積まれていく建築のように共に生きる世の中も、私たちが互いに触れ合い、つながり、積み重ねながら建てるという意味を今回の展示を通じて審美的体験で感じられる大切な機会になることを願う。
- 参加作家
- ローレンス·レック、セレスト·ブルシエ=ムジュノ、アニバル·カタラン、東弘一郎 、ヤン·ミンハ、イ·ベギョン、ソン·ソンジン、イザベル&アルフレド・アキリザン、ジョン·ジョンジュ、チョ·ヨンガク、ジムン、チョン·デグァン、角文平、パブロ・バルブエナ、パメラポシンタン、ハ·テソク、ACC混合現実ラボ2023(リロイ、トルイズミダ)、ACCサウンドラボ2023(キム·ソクジュン、ユン·ジヨン、チョウ·イェボン、チャ·ミヘ)
展示作品
場所の詳細
文化創造院, 複合2館
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